○国際カップルの付き合い方○ 第一話
「私、日本に行きたいです。」 そんな一言からはじまりました。
これは、ある国の女性と付き合っている日本人男性の話です。
実際にあった話です。(地域、国名は判らないようにしました。)
彼女との付き合いもまだ浅く6ヶ月ほどです。
何度か彼女の国に行っていますが主に電話での付き合いです。
彼は、毎日のように国際電話で話していました。
「元気ですか。」
「会いたい」
「今日は何していたの?」
など、どのカップルもするであろう普通の会話を楽しんでいました。 もちろん言葉の問題もあり十分には意思の疎通が出来ていませんが、
当人同士は好きという気持ちが前面に出ていますので、問題ないと考えています。
実際、付き合い始めたカップルは、はじめの頃は誰でも機微を伝える事は出来ないと思います。
男と女の関係には、言葉を超えた不思議な魅力で意思疎通ができることもまた事実です。
(国が違えど考えている事はそんなに変わるものでもないですし・・。) そんな話の中で、冒頭の彼女が日本に行きたい事を彼に伝えました。
彼としては大歓迎です。 今後も付き合っていくとすれば未だ見た事の無い日本を見ることによって、結婚出来る出来ないと判断できるからです。
彼女も日本がどんなところか見てみたいと思って、はじめは軽い気持ちで言ったのだと思います。
もちろん行きたいとは思っていましたが、そんなに簡単には日本にいけないことも判っていました。
早速、彼は彼女を日本に呼ぶためにどんな事をすればいいのか調べ始めました。
「外国人を招聘する。 身元保証書。 入国管理局。 大使館。」 など、海外にも何度も行っている彼でしたが、それでも外国人を日本に呼ぶには、大変なことだと考えるようになりました。 彼女を日本に来させるためには、ビザが必要という事が判りました。 彼が彼女の国に行くのにはビザが要らないのに、彼女にはビザが必要なんておかしな事だとも思いました。 しかしこのビザが無い事には、彼女が日本に来ることが出来ません。 直ぐに、彼は書類集めをはじめました。 役所でもらうもの、会社でもらうもの、自分で作成するもの、いろいろとあります。 1日、2日でそろえられるものではなく、結局1週間も掛かってしまいました。
これを彼女へ送らなければなりません。
手紙に「無事に着きますように」と願いをかけ、郵便局から出しました。
運良く数日で到着しました。
これから彼女が日本大使館に行き、ビザの申請をします。
すごく大変です。
受け取った手紙に入っていた書類は、何が書かれているのかも判りません。
全てを申請用紙と一緒に出すと受け取って貰えました。
後日、ビザが無事に発給されました。
このビザの申請と平行して、彼はチケット代を彼女に送ってありました。
ビザが手元にあり、チケットも無事購入することができ、後は出発を待つばかりになりました。
彼女の一言から実際に日本に行くまでに1ヶ月以上も掛かってしまいました。
ここまでは、どのカップルにもあることです。大変さの大小はあるにせよ皆さん通る道です。
これから何回かに分けて、彼と彼女が日本にいて起きた事をお話していきます。
そこには、徐々に明らかになる彼の本性と、彼女の知られざる事実が明らかになっていきます。
今でもこの2人はうまくいっているのか、うまくいかなかったのか、それも今後お話していきます。つづく。
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